復員(ふくいん)とは、軍隊の体制を「戦時」から「平時」に戻し、 兵を戦地から母国へ帰還させることです。
復員令(ふくいんれい)は復員を実施するための法令です。
復員兵(ふくいんへい)は復員した兵士で、復員兵は戦地での壮絶な 戦闘から、重度の身体障害者となってしまったり、 心的外傷後ストレス障害(PTSD)に悩まされることも多いといいます。
故郷へ帰る復員兵達を満載した、運賃無料の復員列車。 1945年9月広島にて(アメリカ海軍撮影)
日本海軍では「復員」ではなく、「解員」と呼ばれました。
日本は太平洋戦争終了後、第一復員省・第二復員省 (後に合併して復員庁)を創設して復員作業にあたりました。
また、「復員」に対しまして、「引揚」(ひきあげ)という言葉も ありますが、「引揚」(ひきあげ)は、、第二次世界大戦までの時代に、台湾・朝鮮半島・南洋諸島などの外地や、日本から多数の入植者を送っていた満州(法律上は外国)、そして内地ながらソ連侵攻によって実効支配権を失った南樺太などに移住(居住)していた日本人が、日本軍の敗北に伴って日本本土に還ったことをいいます。
祖国を目前に斃れた引揚者の葬儀
「引揚」てきた人たちを「引揚者」(ひきあげしゃ)と言います。
闇市(やみいち)とは、何らかの物価を統制する体制下で物資が不足した状況における、統制に外れ非合法に設けられた独自の市場経済原理で取引を行う市場です。ブラックマーケット。「ヤミ市」と表記する場合もあります。
一般的に「闇市」という場合は、第二次世界大戦後の連合軍占領下の日本の混乱期に成立した商業形態で、いわゆる不良在日外国人、引揚者、罹災者、愚連隊らが戦災による焼跡などを不法に占拠してバラック建ての店を構えていたものを指します。
新橋にあった闇市。闇市を仕切っていた関東松田組の名前が見えます。
終戦直後の日本では、兵役からの復員や外地からの引揚げなどで都市人口が増加しましたが、政府の統制物資がほぼ底を尽き、物価統制令下での配給制度が麻痺状態に陥り形骸化していました。都市部に居住する人々が欲する食糧や物資は圧倒的に不足していたのでした。
そこで、闇市では法外に高い価格で物品や食糧が取引きされ、 庶民はどうしても必要なものはそこで手に入れるしかなく、品物は飛ぶように売れたのでした。
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