ゴルフ2デビュー
約10年にわたって生産が続けられてきたゴルフ1の血統を引き継ぎつつ、フルモデルチェンジを実施して発表されたゴルフ2。
2代目となるゴルフ2はフォルクスワーゲン社のトップセールスモデルとして大きな人気を博していました。
1983年に発表されたゴルフ2ですが、開発は1977年から始まっていました。
日本の車に比べると開発期間ははるかに長く、作業にも多くの時間を割いていました。
「ゴルフからゴルフへ」の広告コピーでゴルフ1のコンセプトを受け継ぎつつ、室内の居住性や空力性能がアップしました。
車のサイズアップは主に居住性の向上を目的にしたもので、リアシートの幅と足元のスペースに余裕が生まれました。
荷物を積むラゲッジルームの容量は76Lもアップしました。
また空力性能に関しては、フォルクスワーゲン社が持つ空洞実験室(欧州最大級と言われる)を活用し空力特製を磨き上げCd値が飛躍的に向上しました。
それにより、騒音の低減、燃費の向上、高速走行時の安定化に大きく貢献しました。
また防錆技術を施し、錆に対する保証を付けたことも一つのセールスポイントと言えるでしょう。
日本仕様として1.8Lガソリンとディーゼル2種がラインナップされ、後には多彩なバリエーションも追加されています。
その頃、バブル期と重なったこともあって日本での販売台数は右肩上がりでした。
フォルクスワーゲン社の信頼性とゴルフの使い勝手の良さが、日本市場に受け入れられた結果とも言えるでしょう。
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